第10回札幌500m美術館賞
Award
500m美術館では、2022年度も現代アートの作品プランおよび企画プランのコンペティション「第10回 札幌500m美術館賞」を実施します。500m美術館のガラスケース(幅12,000mm × 高さ2,000mm × 奥行650mm)2基、全長24mの作品展示プランを募集。アーティストの個展、キュレーターによる企画展、作家同士のグループ展など、ガラスケース2基の空間を生かしたプランの中から4組を選出。二次審査を通過した入選者4組には「500m美術館賞入選展」として、500m美術館に実際に展示していただきます。
展覧会初日に審査し、その中から1組をグランプリに選出します。
たくさんのご応募をお待ちしております。
■ゲスト審査員
木村絵理子(横浜美術館 主任学芸員)
■審査員
三橋 純予 (北海道教育大学岩見沢校美術文化専攻教授)
吉崎元章(本郷新彫刻美術館館長)
■募集期間
2022年8月1日(月)−9月30日(金)[必着]
■出品料
無料
■制作費
二次審査を通過された4組に各20万円
■賞金
4組の中からグランプリに選出された1組には賞金20万円
■第10回500m美術館賞入選展 会期
2023年1⽉21⽇(⼟)~3⽉29⽇(⽔)
■展示場所
500m美術館ガラスケース(幅12,000mm×高さ2000mm×奥行650mm)2基 全長24m
(所在地: 札幌市中央区大通西1丁目~大通東2丁目
札幌市営地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅を結ぶ地下コンコース(地下2階相当)内)
■ 500m美術館賞グランプリ審査・授賞式・アーティストトーク
2023年1月21日(土)
※新型コロナウイルス感染拡大状況によってはオンラインでの授賞式になる可能性もあります。
■応募から展示までの流れ
1.応募開始 2022年8月1日(月)
2.応募締め切 2022年9月30日(金)[必着]
3.一次審査 2022年10月中旬
4.二次面接審査 2022年11月初旬(10:00〜)入選作家決定
5.作品設営期間 2023年1月18日(水)~1月20日(金)10:00-17:00(3日間)
6.展覧会期間 2023年1⽉21⽇(⼟)~3⽉29⽇(⽔)
7.搬出撤去 2023年3月30日(木)〜31日(金)10:00-17:00(2日間)
※ 一次審査通過者にのみ10月中旬までにメールで通知
※ 二次審査に通過した入選者4組は11月下旬に500m美術館のホームページで告知
■応募方法
応募方法・応募要項に関する詳細につきましては、右の応募方法よりダウンロードください。
[施設概要] URL| http://500m.jp/about
■主催
札幌市市民文化局文化部
Tel:011-211-2261
グランプリ
florian gadenne+mikiokubo
フロリアン・ガデン/ Florian Gadenne
1987パリ生まれ、ナント・サン=ナゼール高等美術学校修了(修士)、2021年より札幌在住。「PARISARTISTES」入選(2015)。代表作に《バベルの塔的細胞》(2017)、《oe》(2019)、《arbre-monde》(2021)、微生物叢という地球というミクロ・マクロの視点を往来し、西洋二元論や人間中心主義を乗り越える新しいエコロジー思想を提案する。FACE2023入選、AAIC2023(岐阜)入選。
大久保美紀/ Miki Okubo
1984年札幌市生まれ、京都大学大学院修了後、パリ第8大学にて芸術博士号を取得。専門は
は美学・芸術学。2014年より医療・エコロジー領域における身体と芸術的アプローチの可能性に関心を持ち、作品制作・キュレーションに携わる。作品に《Homéopathie》(2019/2022)、企画展に「ファルマコン:医療とエコロジーのアートによる芸術 的感化」 (2017)、「ファルマコン:新生への捧げもの」 (2022)など
- 時間:
- 7:30〜22:00
- 会場:
- 札幌大通地下ギャラリー 500m美術館 ガラスケース部分全面
- 住所:
- 札幌市中央区大通西1丁目〜大通東2丁目(地下鉄大通駅と地下鉄東西線バスセンター前駅の地下コンコース内)
企画・作品に関する
お問い合わせ
有限会社クンスト(担当:佐野)
メールでのお問合せ入選
植村宏木/ Uemura Hiroki
1990年北海道生まれ。空間に漂う空気、気配、時間、あるいは人の魂や感受性といった不可視の“もの”を捉えようと試みている。主にガラスや、土地のリサーチと考察をもとにした、石・木などの自然物、糸・道具など人の手による物、ドローイング等を組み合わせて空間を構築する表現を行う。現在は愛知県を拠点に活動。主な展覧会に個展「現の景」アルテピアッツァ美唄(2016)、「あえかに秘めるものへ」JR TOWER ART BOX(2018)、個展「漂石と索条」蒲郡市博物館(2019)など。
時代透析/ Jidaitouseki
鈴木湧登/ Yuto Suzuki
1998年栃木県生まれ。北海道大学大学院情報処理科学院修士課程在籍。人間の身体や思考といったアナログなものとデジタルの調和を目指し作品を制作している。2021年度IPA未踏IT人材発掘・育成事業採択、スーパークリエイタ認定。クマ財団6期生。
中川朝子/ Asako Nakagawa
名古屋市立大学医学部医学科4年次在学中。医学を学びながら小説を執筆している。主要領域はSFと純文学で、身体感覚を重視した文体を用いて、文理の垣根を越えた「IF」の探求を試みる。クマ財団5・6期奨学生。第8・9回星新一賞学生部門優秀賞、第39回大阪女性文芸賞受賞。他、三田文學、群像などに小説や随筆を寄稿している。
寺内天心/ Tenshin Terauchi
2002年神奈川県生まれ。東京藝術大学音楽環境創造科在籍。ワークショップのファシリテーターや路上パフォーマンスの作曲家・演出家として、また無線スピーカーシステムを搭載した彫刻、国土交通省PLATEAUの映像音楽やコミュニティと並行して存在する演劇の制作など領域横断的に活動。微かに日常の煌めく美しさと喜びを、静かに確かな言葉と音楽で描く。
白川深紅/ Shink Sirakawa
1998年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科在籍。人類遺骨画材化計画をはじめ、天然素材による画材の研究と自作した画材で絵を描く意義を説いている。インドに赴き、石を拾い顔料にしたり、蚕農家を訪ね遺伝子操作されていない蚕や農薬を使わない布(麻布・絵絹など)の制作、染色、服のデザインから販売まで行なっている。
吉田未空/ Mikuu Yoshida
1993年神奈川県生まれ。2018年女子美術大学大学院博士前期課程洋画研究領域修了。自身のバイト先であるコンビニエンスストアでの日常やそこで出会う不思議な利用客をモチーフにした楽曲制作、球体人形作家である父へのインタビューと幼少期に制作した人形の巨大化を通して、アイデンティティの問題や創造主についての思いを巡らせる作品などがある。2022年に自身の母と祖母をモチーフに家族のなかの女系の流れや女性の社会的背景を題材とした個展「女の三生」(art & river bank)を開催した。