札幌大通地下ギャラリー 500m美術館

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「第4回札幌500m美術館賞」二次審査結果発表!!

2015年9月23日

第4回となる札幌500m美術館賞、今年も多くの応募がありました。
ご応募頂いた皆様、ありがとうございます!
今年はゲスト審査員に、
遠藤水城氏(キュレーター・HAPSディレクター)をお迎えし、
5名の審査員による厳正な二次書類審査がおこなわれました。
結果、下記2名を二次通過者として決定しました。
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高田洋三
 
山崎阿弥
 
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第4回札幌500m美術館賞第2次審査の結果報告について
 4回目を迎えた「500m美術館賞」は今年度、33組の応募者があり、例年に比べ大幅な増加となりました。その理由としては、まず全部で8基あるガラスケースの使用を4基にして2組に実際に展示をしてもらい、そこからグランプリを選考するという形に審査方法を変更したこと、また第2次審査にスカイプを用いて、札幌にまでプレゼンテーションに来ることが難しい遠方の応募者に配慮したこと、あるいはゲスト審査員に遠藤水城さんをお迎えしたことなど、が考えられます。そして単に数が多かったというだけでなく、質的にも高い水準にあるものが多く、第2次審査には8組もが残りました。第2次審査ではプレゼンテーションの時間が短かったため、作品のコンセプトや実際の設置の問題点など、作家の側からは説明し切れなかった部分もあったかもしれませんが、質疑応答などを通じて、各応募者の考え方や作品の方向性については審査員の間で十分に共有することができたので、その点はご理解ください。その上で、良く練り上げられた提案なのか、実現する上で困難はないのか、そして何よりも500m美術館に相応しい作品なのか、などの観点から審査した結果、高田洋三さんの《CAMOFLAGE》と山崎阿弥さんの《都肢、耳が瞬くときの》の2作品を選出し、来る1月30日開幕の「第4回札幌500m美術館賞グランプリ展」において最終のグランプリ賞を決することとなりましたので、ご報告いたします。
 お二人の作品にもまだそれぞれ課題は残っており、実現に向けてそれらを克服していただきたいと思います。また今回は残念ながら選ばれなかった6組の作品にも、それを支持する声は多々あったことも申し添えておきます。ご応募いただいたすべての方に感謝いたしますとともに、是非次回に向けてチャレンジされますよう期待しております。
第4回札幌500m美術館賞 審査委員長 北村清彦