井越 有紀　IKOSHI Yuki

造形作家。1981年北海道札幌市生まれ。同地を拠点に活動。2004年武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科ファッションデザインコース卒業。人体や鳥などをモチーフとし、繊維素材に綿を詰めて縫い合わせた立体作品を制作する他、自ら染めた素材を取り入れ制作を試みている。素材が持つ柔らかい性質を活かし、生命に触れた時に感じる温かさや存在感を表現する。主な展覧会として、「札幌国際芸術祭2020」(開催中止／2020年）「共振―本郷新+北海道の現代アーティスト」(本郷新記念札幌彫刻美術館／2024年）などがある。2023年「JRタワー・アートプラネッツ・ラスト展」優秀賞受賞。

*参考作品：「いま、生きている」2014／160×75×60 mm／ナイロン(一部スオウ染め)、綿、鉛／photo : Kasumi Yasuda（Amejika）

大石 俊久　OISHI Tosihisa

1980年、岩手県盛岡市出身。2007年、北海道芸術デザイン専門学校　クラフトデザイン専攻卒業。下沢敏也氏に師事　円山工房所属。　土が内包する 記憶・時間・蓄積などといったようなものをやきものを通していかに表現できるかを模索している。受賞歴に、2010年 JRタワー ARTBOX 優秀賞。2014年 第43回公募展 北海道陶芸展 文部科学大臣奨励賞。2016年 日本陶磁協会 奨励賞など。

*参考作品：「地平を挟んで…2つの視点」2020（ギャラリーレタラ／札幌）　

佐藤 あゆみ　SATOH Ayumi

北海道札幌市生まれ。鉄を素材として、植物が生きる様子やその存在について表現している。2009年よりアトリエBeehiveにて制作。2010年 北海道教育大学大学院 教育学研究科教科教育専攻美術教育専修（金属工芸）修了。現在は大谷短期大学非常勤講師、保育士兼造形作家。主な展示に、道銀文化財団ARTIST FILE 佐藤あゆみ個展「ここにいるよ」（北海道銀行札幌駅前支店道銀ミニ・ギャラリー/札幌/2023年）、「アートギャラリー北海道 ♯みまのめ vol.2」（北海道立三岸好太郎美術館/札幌/2018年）、Muroran Art Project「鉄と光の芸術祭2024」（旧絵鞆小学校/室蘭/2024）などがある。第88回北海道美術協会展（道展）協会賞（2013年）、JRタワーアートボックス優秀賞（2018年）

*参考作品：「ここにいる」2024／1200×1200×300mm／鉄、カシュウ、真鍮粉

佐藤 一明　SATO Kazuaki

彫刻家。1970年、北海道岩見沢市生まれ、1993年、北海道教育大学札幌校卒業、1998年、筑波大学大学院修了。主な活動歴として、2024年、見てくる犬展　（札幌　ギャラリー創）、2024年、第30回UBEビエンナーレ（現代日本彫刻展）、島根県吉賀町賞・市民賞　（山口県宇部市）、2022年、森の匠展　（紋別郡西興部村　森の美術館「木夢」）、2021年、見てくる犬展　（札幌　gallery sato）、2020年、見てくる犬展　（札幌　to ov cafe）、2019年、犬とスキーとストーブ　（札幌　ギャラリー犬養）。パブリックコレクションとして、2014年、大分県豊後大野市　朝倉文夫記念館、2011年、札幌芸術の森美術館、2008年、大分県豊後大野市　朝倉文夫記念館などがある。

*参考作品：「見てくる犬」2024

佐藤 祐治　SATO Yuji

2008年よりメタ佐藤名義で作家活動を始め、近年は佐藤祐治として活動中。北海道の民間信仰の関連地や、本州地名が残る入植地、そこで繁殖する外来種を入植のアレゴリーとする作品を制作。2024年末、札幌市内にオルタナティヴ・スペース「zolin gallery」を開設。主な展示として、不図の波 2025 / kanzan gallery（東京都 2025）、NITTAN ART FILE4:土地の記憶～結晶化する表象 / 苫小牧市美術博物館(北海道 2022)、言葉は山を登る / Cyg art gallery (岩手県 2022)、水が立つ / kanzan gallery(東京都 2020)など。

*参考作品：「殖物の歴史」2025

千葉 麻十佳　CHIBA Madoka

1982年北海道札幌生まれ。「光とは何か」をテーマに、主に太陽光を用いた作品を制作。近年は、地球と宇宙を接続することに関心があり、アーティスト・イン・レジデンスを活用しながら国内外でリサーチ・制作・発表などの活動をしている。2024年は茨城県常陸太田市とネパールのカトマンズに滞在した。2022年より十勝岳の大正噴火について毎年リサーチを行なっている。拠点は札幌。2023年清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2023 「リアル」のゆくえ 大賞。2022年富良野市博物館で個展『TOKACHIDAKE』。2018年栃木県立美術館『ウェザーリポート』展に参加。また、愛鳥家で天気予報を研究している。

*参考作品：「地球を泳ぐ」2023 - 2024／映像インスタレーション／撮影：松本美枝子／助成：JAA 日本美術家連盟

前田 明日美　MAEDA Asumi

1994年北海道生まれ。札幌市拠点。循環・繁殖しない無機体でありながら”生命”のような気配が漂う「この世にふたつとない美しいモノ」≒「 死ではなく生へ向かう未知の生命」を作り出す実践をしている。2017年、東北芸術工科大学芸術学部美術科日本画コース卒業。2019年、coconogacco advanced course 修了。2019年、International Talent Support 2019ジュエリー部門ノミネート。2024年、第28回岡本太郎現代芸術賞 入選。

*参考作品：「echo」2023／ミクストメディア／撮影：クスミエリカ

山口 奈那子　YAMAGUTI Nanako

陶芸家。1978年生まれ、愛知県出身。2002年、東京藝術大学美術学部工芸科陶芸専攻卒業。土から生み出し、自分の色、形に変える。私の作品は自分の世界と生活が交わるところにあり、慈しみながら作り、使いながら愛で、暮らしの中に溶け込んでいく。そんな作品はまるでわが子みたいだ。主な陶暦・展示暦として、2005年 Espace Beaurepaire(パリ）、2007年 髙島屋(二子玉川)、2007年 髙島屋(新宿)、2008年 髙島屋(日本橋）、2010年 Pass the baton（表参道）、2012年 ギャラリー緑陶里(益子)、2013年 SUNDAY ISSUE(渋谷)、2014年 伊勢丹(新宿)、2014年 京王百貨店(新宿)※以降隔年　2016年 北海道へ移住、2017年 Art fair sapporo(札幌)、2019年 To ov cafe(札幌) ※以降2020,2021、2020年 手紙社 豆皿・豆花器市(以降2021)、2021年 悠遊舎ぎゃらりぃ(札幌)、2022年 ギャラリーおかりや(銀座)、2023年 OPA SHOP(青山)、2023年 ギャラリーおかりや(銀座)など。

*参考作品：「彩色縞織模様皿」2022